独立するために必要な準備

フリーランスとして独立して仕事をすれば時間を自由に使うことができるといったメリットがあります。そのため、一定期間企業で仕事をした後に独立を目指しているエンジニアは多いです。
では、独立して働くためにはどんな準備や手続きが必要になるのでしょうか。

企業に属して働いていた場合、円満退職ができるように準備をしておくことが大切です。
これには事前に退職の旨を伝えておくことや繁忙期を避けたタイミングで退職できるよう計画しておくことが含まれます。業務の引継ぎや後任者の育成に時間がかかる場合もあるので、退職したい時期は慎重に考慮しましょう。

また、企業に属して働くこととフリーランスで働くことの大きな違いの一つに、税金や保険などの手続きを独立した後は全て自分でやらなければならないということがあります。
そのため、退職する際には退職届だけでなく、年金手帳や保険証などを全て忘れずに受け取るようにしましょう。源泉徴収や離職票も必要になります。会社側で必要なものは全て用意してくれるはずですが、自分でもしっかりとチェックすることが大切です。

フリーランスとして独立した後は厚生年金から国民年金へ、会社の健康保険から国民健康保険へ切り替えることが必要になります。
手続きは役所でできるので、必要な書類をまとめて持っていきましょう。

その後、フリーランスとしての開業届を税務署に提出します。郵送やネット申請も可能です。
この時、確定申告の青色申告承認申請書も提出します。そうしないと受けられる所得控除が限られてしまうため、開業後に大変な思いをすることになるでしょう。